Pocket

中小企業庁によると、2017年時点で60歳以上の社長が経営する中小企業の内、後継者不在の企業は全体の49%に達しています。また、2025年までに中小企業全体の1/3に当たる127万社が経営者の高齢化のため廃業し、22兆円のGDPと約650万人の雇用が失われる可能性があるといわれています。

2017年度、全国の事業引き継ぎ支援センターへの相談件数は8,526件でしたが、M&Aが成約できた件数はたった687件でした。M&Aは圧倒的に買い手が多いにもかかわらず成約率はわずか8%、これが事業承継の現実です。

中堅・中小企業が事業承継できない基本的な原因は、「儲からない事業」や「財務内容の悪さ」にあります。

経営者は銀行借入に個人保証を差し入れ、事業に失敗すれば全てを失う。このように厳しく、将来が見えない中で事業を引き継ぐことは大きな不安です。

安心して事業を引き継ぐためには、財務状況の改善や組織力の強化が必要です。M&Aによる企業の売却であっても、ご子息への承継であっても、事業プロセスの可視化やマニュアル化ができていない企業の経営を引き継ぐことは大変です。

i & Associatesは、事業の売却や承継を考える企業のために、事業の再生、経営の可視化、業務のマニュアル化等による経営や組織の再構築、財務的な問題の解決、そして事業拡大戦略の策定とその実行までを、経営者と共に行います。☞ お問い合わせ

書籍のお知らせ

お陰様で「中小企業支援者のためのM&A・事業承継入門」がamazonのコンサルティングカテゴリーで第1位となりました。

これはノウハウ本ではありません。税務や法務の話ではなく、数字や事実に基づきながら、実際に現場で起きていることとこれから中小企業のM&Aや事業承継の現場で起こるであろうこと、そこで必要とされるスキルや能力についてまとめています。

ファンドや事業会社、それぞれの立場から見た事業承継や事業再生の実態やこれからの小規模M&Aの可能性について、興味がある方は是非ご覧下さい。
↓↓↓↓↓(Amazonサイトへ)