転職エージェントと言われる人たち①

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今回、「50代の転職」というタイトルでブログを書いたのは、ある転職エージェントからアプローチを受けたことがきっかけです。

私は、経営者を求める地方企業や中堅企業との接点を持つために、今でも経営層を中心とした転職サイトやエージェントに登録しているのですが、そこにスカウトメールを送ってきたのがこの転職エージェントでした。

どうやらこのエージェントは、転職サイトに登録している50代の大企業管理職経験者にアプローチしているようで、サイトに登録していた私にもこのようなスカウトメッセージを送ってきました。

 

転職エージェントが転職サイトに登録している人材にアプローチをする理由のひとつは、良い候補者を探すことです。企業の人材ニーズにマッチする候補者はなかなかいません。経営層に近い人材になれば尚更難しくなります。ですから、このように比較的高報酬の登録者がいる転職サイトを使い、そこに登録している人材の中から自分が抱えている案件にマッチしそうな人材を探しアプローチをする。これが普通のやり方です。

もうひとつの理由は、とにかく転職者の相談をたくさん受けることです。もちろんこれには、企業のニーズに合いそうな人材を探し当てるという目的もあります。しかし、メインの狙いは、自分が数多くの転職者の相談を受けていると企業や転職希望者にアピールすることです。

たくさんの転職者の相談を受けているエージェントであれば、企業側からも転職希望者側からも、キャリアがある優秀なエージェントだと判断される可能性が高いからです。

このエージェントは、おそらく後者です。普段私は、このようなスカウトメッセージを送ってくるエージェントとの面談はお断りしています。その理由は、エージェントとしてのレベルが決して高くない人が多いこと、また、転職相談数を増やすことが目的なので、基本的にはハイレベルな案件を持っていないことです。そもそもこのメールのタイトル自体、日本語としておかしいですし、スカウトメールと言いながら、内容は一斉送信したものです。

これだけ見ても、エージェントのレベルがわかります。

しかし、メールの文面のある部分に興味を持ち、会ってみることにしました。その部分とは、このエージェントの評価が4.3と非常に高いことです。

700名以上からレビューを受け、その評価が4.3とはかなりの高評価です。実際にレビューを見てみると、「的確な転職アドバイスを受けられた」とか、「履歴書や職務経歴書の書き方を教えてもらった」とかいう言葉がならんでいます。

「履歴書や職務経歴書の書き方?」「的確な転職アドバイス?」

なんか変です。

なぜなら、このサイトは、テレビCMでもおなじみのビズリーチenミドルの転職という、年収1,000万円以上の案件が大半を占めるハイクラス人材向けの転職サイトです。そういうサイトに登録している人が、職務経歴書の書き方や、転職アドバイスで「目からうろこでした」とかレビューに書いているのです。

「なんか変だな。」という気持ちと、誰にどんなアドバイスをしているのだろうか、どんな人が相談で目からうろこになるのだろうかということを知りたくて、このエージェントのWEBサイトを覗いてみます。

HPは、あまり力が入っているサイトとは言えません。というか、HPの構成は、20年ぐらい前のようなサイトです。この会社になぜこれほどまでに人が相談に訪れ、レビューもこんなに評価が高いのか。

これらのレビューは、Amazonのレビューのように、アルバイトが書き込めるものではありません。実際にエージェントとメールのやり取りをして面談した人だけが書き込める仕組みになっています。

そこで、どういう会社なのか返信してみることにしました。

返信では、「私の経歴書をご覧いただいたと思いますが、ご紹介いただける案件があってご連絡頂いたのでしょうか」と質問してみます。

するとしばらくしてこのエージェント「Y氏」から返信がありました。

そこには、「ぜひ紹介したい案件があるので、一度面談したい。ついては履歴書と職務経歴書を送って欲しい。また都合の良い面談日時を2-3教えて欲しい。」と書いてあります。

ビズリーチやen転職等のサイトにも、履歴書と職務経歴書と同じ内容を登録するページがあります。ただネット登録なので、WordやExcelのように整然としたものではありません。いろいろな情報がありすぎて、エージェントとしてそれほど知りたくない、或いは直接聞きたい情報まで登録されています。

また、多くのサイトは写真を登録できないので、どのような雰囲気の人物かがわかりません。

転職サイトは、基本的に名前をはじめ、本人が確定されてしまう情報を企業やエージェントには見えないようにしています。写真を登録できない理由は、どれだけ他の情報を隠しても、写真を見ればすぐに本人がばれてしまうことです。

このため、ほとんどのエージェントは、コンタクトしてきた際、写真付きの履歴書と職務経歴書をメールに添付して送って欲しいと言ってきます。

さて、エージェントの依頼通り、写真を添付した履歴書と職務経歴書を送付すると共に、面談の候補日時を3つほど伝えました。面談日時については、このエージェントが土日でもOKとのことでしたので、日曜日の午後を候補日に入れたところ、その日曜日に面談することになりました。

そこで、次の週の日曜日の午後、ジャケットだけは羽織り、転職エージェントがある千代田区の古いビルに、面談のために出向きました。

 

⇨ 転職エージェントと言われる人たち②

⇦ ESとCSは企業経営にどのように影響するか

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