今さら聞けない財務と数字の話㉝~ここまでの復習②

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【解答】
まずは、Z社の売上から月商を計算します。売上は1年分ですから12で割ると下平均月商となります。(図表1)

月商がわかれば、B/Sの在庫(製品、仕掛品、原材料)、売掛金、買掛金を月商で割って、其々が月商の何か月分に当たるかを計算します。

 

図表1:Z社のB/SとP/L

 

図表2が全ての数字を入れた表になります。2019年の必要運転資金は、月商の4.6か月分でした。

 

図表2:Z社の財務諸表から導かれた必要運転資金

 

2020年3月に売上が840百万円になった場合の月商は840÷12=70百万円です。この数字は前年度の月商と比較すると14.5百万円増加しています(70百万円-55.5百万円)。

2019年のCCC(必要運転資金期間)は4.6か月でしたので、増加した月商×CCCを計算すると図表3の通り67.1百万円となります。

  

図表3:必要運転資金の計算

 

 

2019年のCCCに変化がなければ、今期売上が増加した場合の必要運転資金はこのように計算します。計算式を見ればわかる通り、CCCが短ければ売上が増えても運転資金は増加しません。

ですから、この運転資金期間(CCC)を如何に短くするかも経営に於いて、重要なポイントとなります。

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