「強烈」に「素晴らしい」Mission、Vision、Value②

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Missionを達成する当面の目標

「強烈」で「素晴らしい」Missionができれば、次はそれを遂行するためのVisionとValueの作成です。

Visionを創る際も、同じように下記の3つの質問を自らに投げかけてみて下さい。

 ① Missionを遂行する時、自社は顧客にとってどのように素晴らしい存在か
 ② その役割を果たすことで、顧客にどのような素晴らしいことが起こるか
 ③ ①と②が達成できれた時、自社はどのような会社になっているか

 ①と②は社外向け、③は社内向けのVisionです。

前回例に挙げた牛乳の宅配会社で言えば、①のMissionを遂行している時は、顧客にとって「 健康で素敵な気持ちになれるお届けものを最高の笑顔で運んでくれる会社」という存在になります。

次に、②の答えを考えると「顧客が健康で長生きし、毎日気持ちよく牛乳を飲み続けてくれる未来」が見えるかもしれません。

③では、例えば「売上10億円、従業員数300名」等、何かの分野で断トツで素晴らしい状態になっているための具体的な数字をイメージし、それを何年後に達成するかを決めます。

この「売上10億円、従業員300名」というVisionは、実際に牛乳宅配会社が、売上1億円、従業員20名の時点で作ったモノです。

売上の数字には、それほどしっかりとした根拠はありません。どちらかというと、「この数字を達成したい」という想いだけで創っています。

Visionは最終目標ではありません。Missionをクリアするための当面の目標としては、ここまでやる必要があるもということをVisionにします。最終目的地に到達するための取り敢えずの目標をアドバルーンの様に掲げます。

このアドバルーンを掲げた後、やるべきことや数字を細かく決めていきます。Missionをクリアするために掲げたVision。いつまでに何をやるか、達成するための具体的な手法やKPIは何かということを決めていきます。

Missionが強烈であれば、Visionも強烈なものになります。今は「そんなことできるわけないでしょ」と笑われるようなものになるかもしれません。前述の牛乳配達会社でも、「そんなことできるわけない」という人もたくさんいました。

しかし、そんなことは気にせず、自分が目指す最高の姿、こうなりたいという姿をイメージしてアドバルーンを掲げて下さい。確かに「できるわけない」かもしれません。しかし、少なくとも目的地を決めていない人は、そこに到達することはできません。

 

図表1:ビジョンの創り方

なりたい、なるべき、ならねばならない

最後にValueです。Valueは、Mission、Visionを達成する為に共有すべき価値観であり、従業員の行動指針となるものです。

Valueを創る際、自らに投げかけるのは「Mission、Visionを達成している組織は、どういう価値観で仕事を行い、従業員がどのように行動しているか」という質問になります。

Valueは、経営者が最も大切にしている価値観や行動を明文化すると良いと思います。たとえ今の時点ではできていなくても、「そうなりたい」、「なるべき」、「ならなければならない」ことをValueとします。

こういう説明をすると、「私たちは地域のお客様の為に誠実に働きます」、「いつも明るい挨拶と感謝を忘れません」等のような言葉をValueに選ぶ会社もあります。

しかし、Valueには、「常にピカピカのボックスにお届けします」とか「今日は昨日の笑顔を超える最高の笑顔でお客様に挨拶します」といったように、Missionを達成するため、自分たちがどのような行動をしなければならないか、その具体的な行動をValueとした方が良いです。

図表 2:バリューの創り方

Mission・Vision・Value、は単なるきれいごとを並べたものではありません。これらは直接業績を左右する会社と経営者の考え方です。

複数の人で創れば、様々なアイデアが出され、経営者が一人で創るよりも、より良いものが出来ると思います。例えば事業を継ぐ予定の子供と一緒に企業の未来を見据えて創ってみると良いと思います。

親子で意見がぶつかるかもしれませんが、意見がぶつかるほど、事業を引き継ぐ経営者と受け継ぐ経営者の想いが詰まった強烈で素晴らしいMission、Vision、Valueになるはずです。

 

⇨ 企業のライフサイクルと組織の発展段階

⇦ 「強烈」に「素晴らしい」Mission、Vision、Value①

「強烈」に「素晴らしい」Mission、Vision、Value②” に対して1件のコメントがあります。

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