経営ビジョンの創り方(1)

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事業承継は後継者に対し、肩書や資産を承継させるだけではうまく行きません。大事なことは会社の経営理念やブランドや信用力といった「目に見えない資産」をしっかりと引き継ぐことです。

多くの中小企業で「会社の経営方針がわからない」という従業員の意見を多く耳にします。経営者の想いや方針を従業員が理解していなければ従業員の意識も生産性も上がりません。

そこで後継者が事業を承継する第一歩として、新たに経営ビジョンを創られることを勧めています。

ここではごく一般的な経営ビジョンの創り方を説明します。

経営ビジョンってどういうモノなのかということを知りたい場合はご覧ください。実際にはこの程度の想いでは経営ビジョンとしては弱いのですが、まずはどういうものかを知る必要があると思いますので我慢してお付き合いください。

もしご自身で起業しようと思っている、或いは何か経営理念や経営の目的のようなものを作りたいと思われている場合は、このブログの2つ後にある 「最高」「断トツ」のMissionを考える最高で断トツなMissionを達成するためのVisionとValue をご覧下さい。

 

経営ビジョンは「誰にどんな価値を提供することが我々の使命なのか」、「お客様にとって、自分達の存在意義は何なのか」を考えながら作成します。まず、経営者として下記の項目について考えてみて下さい。

 ① 誰がお客様なのか
 ② どういう価値をお客様に提供できるのか
 ③ なぜその価値を提供するのか
 ④ どのような方法で価値を提供するのか
 ⑤ 他社と比較して貴社が誇れるものは何か
 ⑥ 社会に対してどのような価値を提供できるのか
 ⑦ 価値を提供する従業員にどのような姿勢で接するのか

次にお客様の気持ちになって、下記の2つの質問に答えてみて下さい。

 ① なぜ自分は貴社のお客様になったのか? なぜ貴社を選んだのか
 ② 貴社の顧客になって、どのような良いことがあったか

この答えが、例えば「他社にはできない高い技術を持っているから」、「仕事が丁寧で納期は必ず守ってくれるから」、「長年の付き合いで信頼できる社長と従業員だから」等であった場合、どのような経営ビジョンが浮かんでくるでしょうか。

単に「他にはできない仕事をすること」や「お客様に信頼されること」といった抽象的なものではなく、「お客様の期待を超える高い技術と品質で修理した製品を納期通りにお届けする」というような表し方ができるのではないでしょうか。

【図表】は、実際に私が支援した、ある自動車整備工場の経営者とそのご子息に考えて頂いたものです。

「お客様はなぜ自分の会社を選び、どのような価値を得ている(感じている)のか」、その答えから導かれる自社の存在意義が経営ビジョンの基本となります。

図表:後継者と共に考える経営ビジョン(基本形)

⇨ 経営ビジョンの創り方(2)

⇦ 経営理念とES【従業員満足】、CS【顧客満足】との関係

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