就職活動で新卒学生は何を重視しているのか

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どんな会社でも、事業を拡大していくためには人材、特に会社の将来を担う若手の採用と育成が必要となります。しかし、現在の就職状況は空前の売り手市場であり、大手企業ですら採用には大変苦労しています。

このため、中小企業が大企業と同じようにマイナビ等の就活サイトを活用して採用活動を行っても、学生からの反応を期待することは難しいのが実情です。

ウェブサイトを利用したダイレクトリクルーティングも流行っていますが、自社に興味を持ちそうな新卒人材に直接コンタクトするこの方法は、人事部門が手薄な中小企業にとってはかなり困難です。

近年、大企業はウェブよりも、特定の大学のキャリアセンターに絞ってコンタクトを密にし、自社のセミナーや説明会を開催するという方法を重要視するようになりました。

中小企業であっても、海外からの留学生や海外に興味を持つ学生が多く通う大学にアプローチをして、コネクションを作るという方法は有効であると考えます。(図表1)

図表1:2018年新卒採用でより重要になると思われる施策

(出典) 2018年新卒採用動向調査 結果報告(HR総研)

2019年7月、法政大学の学生約20名に、大手以外の中堅・中小企業に就職する場合に重視すること、知りたいことについての聴取を行いました。

この調査の結果、学生は企業の経営理念や入社後の仕事の内容、3年後にどの程度自分が成長できる職場なのかということに大きな興味をもっていることがわかりました。 (図表2)
 

図表 2:法政大学の学生が中堅・中小企業の就職活動に於いて重視すること

            学生の声
企業について 企業が求める人物像が明確になっているか
経営理念をはっきり打ち出しているか
取引先や関連企業が記載されているか
海外に事業展開をどの程度しているか(特に海外希望者)
仕事について 入社後にできる仕事の内容を知りたい
3年後に自分がどういう姿になれるのかイメージしたい
先輩社員が感じる仕事のやりがいや仕事内容を聞きたい
ウェブサイト等について ウェブサイトの採用ページで会社に関する情報をできるだけ知りたい(会社情報、製品、働く社員の声等)

  
もちろん、学生の殆どの第一志望は大企業かもしれません。しかし、この調査を通じて感じたことは、最近の学生は自分がどの様な企業でどのような働き方をしたいかということを非常によく考えているということです。

単に企業の大きさや知名度だけでなく、その企業の理念や存在意義に共感して働くことで、自分の成長が図れる職場かどうかが選択の大きな鍵となるようです。

中小企業は、新卒採用を人材サービス会社任せにするのではなく、経営者の想いや特色、他社との違いを前面に出すウェブサイト等を作りましょう。

そして、会社説明会やセミナーで経営者の想いが学生に刺さる(伝わる)ようなプレゼンを是非行って下さい。

 

 地方企業・中小企業は、大学キャリアセンターとのコネクションを作れ!

 経営者に求めらる「融合する力

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