中小企業のPMIに必要なこと

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現在はインターネットの普及によって、世界中のどのような企業にも直接アプローチできる時代となりました。企業がM&Aを行おうと思えば、金融機関や仲介会社の手を借りなくても、経営者が候補先へ自らアプローチすることも可能です。

M&Aで大事なことは、統合によって期待されるシナジーを適切なPMIを実施して最大限に発揮することです。買収後のシナジーの最大化を実現する具体的な方法を策定することが重要です。

しかし、大手企業と比較して人材が不足している中堅・中小企業は、その策定や実行は困難です。

そこで、実行をサポートしてくれる外部専門家の力が今後は重要になると考えます。

大企業のPMIをサポートするコンサルティングファームはいくつかありますが、中堅・中小企業のPMIを支援するコンサルティング会社はあまりありません。

PMIはM&Aと違って手離れが悪く、知識やスキル、更にはケースに合わせた対応ができる経験が必要となるからかもしれません。

M&A仲介大手の日本M&Aセンターは、2018年4月にPMI専門会社として㈱日本CGパートナーズを設立しました。

同社の三宅社長は自身の著書で「経営者がM&Aは「サインしておしまい」と考えているとすればそれは誤り。「サインが始まり」であり、企業が真に統合を成し遂げるまでの不断の取組、つまりPMIこそM&Aの神髄である」と述べています。

確かにその通りだと思います、ただ、恐らく日本CGパートナーズは、同じグループである日本M&Aセンターが関与した案件は取り扱わないと思います。

自社で仲介したM&A案件のPMIを行うと、「シナジーが出ないのは、M&A戦略が間違っていたから」、「M&Aで安易に買収代金を決めたのでシナジー効果が出せない」、「PMI会社に任せたが、能力がなくてうまく行かない」等、案件が上手く行かなかった場合に、M&A仲介会社かPMI会社のどちらかが責任を問われることになるからです。

本来、M&AとPMIは切り離すことができません。

グループとして、M&AからPMIまでを一気通貫で全てサポートしますということであれば素晴らしいサービスだと思いますが、果たしてどういう戦略を取られるのか、とても興味があるところです。

 

⇨ Post M&Aに対する企業の取組(まとめ)

⇦ PMIでシナジーが出せない買収ありきのM&A

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