なぜ企業はM&Aを行うのか~事業成長?生産性改善?新規事業への参入?

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成長を重視したM&A戦略

M&Aを行った企業の内、40~60%は価値の創造に失敗しているという指摘があります。

少し古いですが、2007年にデロイトトーマツコンサルティングが、M&Aを経験した日本企業162社を対象に調査を行っています。

この調査によると、回答者の主観的評価では、過去に行ったM&Aのうち目標を十分に達成できたとする企業の割合は全体3割程度に止まっていました。

この結果から、デロイトトーマツの松江氏は、M&Aの成功とは「企業自身の戦略上の目的が達成できることとさまざまなステイクホルダーの視点から評価が得られることの2つが同時に達成されること」であると定義づけています。(松江英夫『ポストM&A成功戦略』ダイヤモンド社[2008年])

実際に、企業はどのような戦略上の目的を持ってM&Aを行うことが多いのでしょうか。富山大学の森口毅彦教授が行った調査では、M&Aの目的として重視するものは下記の通りになりました。

✓「スピーディーな事業の展開・拡大・進出」
✓「業界内でのシェア拡大」
✓「海外市場への進出」
✓「異業種・新規事業への参入」

いずれも企業の「成長」を重視しており、コスト削減や効率化などはあまり重視されていないようです。【図表】

図表:M&Aの目的


(出典)森口『わが国企業におけるM&Aの成否評価とPMIの実態』[2017]

 

⇨ M&Aはクローズできれば目標達成?

⇦ 中小企業の海外進出に活用されるM&A

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[1]現デロイトトーマツコンサルティング合同会社

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