PEファンドを利用した事業の承継・再生・成長

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PEファンドは、投資候補先の中小企業に対して、事業会社とは違う形で買収のアプローチをしています。また中小企業側にも、経営者の高齢化で先行き不安を抱える企業が、PEファンドを活用して新たな成長を実現するケースも増えています。

後継者難や人材難に悩む企業の中には、ファンドに一定の株式を譲渡して、古い企業体質を改善しようとする経営者も出てきました。

ファンドに一定以上の株式を譲渡し、数年後の買い取りオプションをつけるケースや、最初は34%程度の出資をしてもらい、その後、経営の状況によって出資比率を上げたり、全額買い取ってもらったりする事例も出てきました。

過去に「ハゲタカ」と呼ばれたこともあるPEファンドですが、最近のPEファンドの評価は徐々に良くなってきています。

その理由は、ファンド自身が日本企業(特にオーナー企業)に対する姿勢を理解し、従来の投資方法をや経営者へのアプローチを変えていること、また、これまでの投資先企業の成長実績を市場が評価するようになったからだと思います。

特に昔は、「ファンドが入ってくると、社員も取引先も淘汰される」都言いうイメージがありましたが、実際には社員の処遇も変わらず、むしろ企業の成長には、社員の成長が必要という視点のファンドが増えてきたため、報酬や教育等、社員の処遇については、比較的高い評価を得ていると感じます。

こうした評価のおかげで、中小企業が事業承継を考える際、買収されて別の企業の傘下に入るよりも、PEファンドの資本を受け入れる方が経営の独立性の維持や企業文化の承継が可能ではないかという考え方をする経営者も増えています。

企業文化や創業者の理念を大事にしながら、中小企業に不足するヒト・モノ・カネの提供してくれ、海外展開等、事業成長の支援が期待できる。そのようなファンドであれば、事業承継を考える中小企業にとっては非常に受け入れやすいはずです。

中小企業であっても、後継者を外部に求めざるをえない時代となった今、PEファンドの活用を検討する企業が、今後ますます増えるものと考えます。

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⇨ 中小企業の事業承継を取り巻く環境(まとめ)

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