日本でも成長が見込まれるM&Aマッチングサイト~小型案件や地方案件にも可能性

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小規模企業や個人事業者のM&Aについては、これまで相談する相手やマッチングを行う仲介会社が殆ど存在しませんでした。

中小企業庁が全国の都道府県に置いている事業引継ぎ支援センターでは、中小企業のM&A相談の受付や、後継者のいない小規模企業や個人事業主と起業を志す起業家をマッチングさせる「後継者人材バンク」で小規模M&Aの推進を行っています。

しかし、実際に小規模企業のM&Aに於いては、マッチングできる相手が見つかる可能性が低く、また、手数料が高額になる等の問題もあって、成約に至る数は非常に少ないのが実状です。

このため、近年、この領域に於ける潜在的な市場ニーズの拡大を捉え、TRANBIやBatonzを始めとする、インターネット上でのM&Aマッチングサイトが増加しています。これらのサイトは、米国でのM&Aマッチングサイトと基本的には同じ仕組みです。

事業を売却したい経営者がサイトに登録すれば、仲介業者やFAを利用しない限り、売却までの手数料が無料で利用できることになっています。【図表】

これまで多くの企業経営者は、後継者がいなければ廃業するしか手がありませんでした。しかし、こうしたサービスが普及すれば、今はM&A仲介業者があまり取り扱わないような小型の案件や地方の案件でも、これからは、個人が自由に買い手を探せるようになり、成約も増加することと思われます。

図表:M&Aマッチングサイトの領域

(出典)中小企業基盤整備機構「事業承継に関する最新動向について」[2018]を基に作成

 

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